EMOTION the Best 機動警察パトレイバー 劇場版

EMOTION the Best 機動警察パトレイバー 劇場版 [DVD]

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パトレイバーとは、もしも警察が車のかわりにロボットを配備したら?というアニメのようです。私は人生で一度だけパトカーに乗ったことがあります。小雨降る夜の事でした。私は遊びに来ていたおばちゃんの家から帰るため、駐車場に停めておいた車をバックさせました。左手を助手席にかけて慎重に後方を確認しながらバックさせていましたが、車を駐車場から出した所で、後方からグシャっという空き缶を潰したような音が聞こえてきました。「何か踏んだかな?」と思い、目を凝らして後方をジッと見てみると、小雨の中に深緑色の潰れたスポーツカーが浮かんできました。私はゲームのやりすぎで目が悪くなっていたのです。数分後、私はパトカーの後部座席に座っていました。運転席と助手席に警官が座り、何かをメモしながら私に事情聴取するのでした。事故を起こした時間を尋ねられて「九時頃かな…」と言ったら、二人の警官から一斉に「あ?九時?」「九時だったら、まだ十分しかたってないよ!」と責め立てられたので、慌てて「す、すみません!三十分くらい前だったと思います…」と言いなおしました。映画版パトレイバーはロボットが勝手に動き出して大変なことになる映画でした。小学生の頃、私の通っていた学校の体育倉庫に、呪いの藁人形と呼ばれる首のない人形がありました。その人形は、誰も触っていないのに、夜のうちにポーズを変えていると言われていました。ある日、おちょうし者のE川が体育倉庫から持ち出した呪いの藁人形を、頭上に高く掲げてゲラゲラ笑いながら走り回りました。まだ幼かった私はその光景を見て震えあがりました。E川が呪い殺されると思ったのです。