マーシャル博士の恐竜ランド

先日、恋人と地元で有名な伊太利亜料理レストランに行ってきました。そこは昭和の香り漂う大人の隠れ家的なレストランで、店内には聞いたことあるクラッシック音楽が流れ、席から素敵な日本庭園が見渡せる、恋人たちのデートにはもってこいのロケーションでした。恋人が肉が食べたいと言うので、私たちは肉のコースを注文しました。まず最初に運ばれてきたのが、トマト系のスープと、得体の知れない白くて冷たいスープでした。白いスープは見た目では何のスープなのかぜんぜん解りませんでしたが、恐る恐るすすってみると、今までに食べてきたどのスープよりも美味しい絶品スープでした。いくらすすってもなにスープなのかぜんぜんわかりませんでしたが、私たちは奪い合うようにしてすすり続けて、あっというまにペロッとたいらげてしまいました。スープをすすり終えてボンヤリと肉を待っている時に、突然恋人が目を見開いて「あ!」と声をあげました。「え?(笑)どうしたの?(笑)」と尋ねると、恋人は小刻みに震える手で日本庭園の方を指差して、「今、おっさんが通った…」と言いました。しかし、恋人の指差す方向には、おっさんは一人もいませんでした。『マーシャル博士の恐竜ランド』はウィル・フェレルが異次元に行ける装置を発明して異次元に行く映画でした。だいたいこんなもんだろうという想定の範囲内だったので楽しく観ることができました。