ハーヴェイ・ミルク

ハーヴェイ・ミルク [コレクターズ・エディション] [DVD]

ハーヴェイ・ミルク [コレクターズ・エディション] [DVD]

ハーヴェイ・ミルクさんは大学を卒業後、アメリカ海軍に入隊しますが、「ゲイだから」というだけの理由でクビになりました。たいへん悔しい思いをしたミルクさんは、この日からゲイ解放運動に尽力することを決意します。その後、サンフランシスコのカストロ・ゲイ・ヴィレッジに引っ越すと、サンフランシスコ市議会に立候補。2度の落選を経験しますが、自ら『カストロ通りの市長』を名乗るなどして、徐々に支持者を増やしていきます。そして1977年には、3度目の正直で、ついにカリフォルニア州サンフランシスコ市の市会議員に当選し、アメリカ初のゲイの公職者となったのです。ミルクは犬の糞を放置したら罰金を科す条例や、同性愛権利法案を後援するなどの活躍をして、ゲイの世界の英雄になりました。残念ながらミルクは1978年11月27日に元執行委員ダン・ホワイトによる銃撃を受けて死んでしまいましたが、彼が残した「もし一発の銃弾が私の脳に達するようなことがあれば、その銃弾はすべてのクローゼットの扉を破壊するだろう」という言葉は、今でも世界中のゲイたちに勇気を与え続けているのです。