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オタクがインターネットで金持ちになる映画でした。金持ちになったオタクは、友だちだった金持ちには「創始者なのに切り捨てられた」と訴えられ、筋肉双子には「アイデアを盗まれた」と訴えられました。確かにオタクは、金持ちが勝手に営業に出かけている間に勝手に仕事を進めてしまったし、筋肉双子を無視して勝手に仕事を進めてしまったけど、金持ちは「オタクの友だちは自分しかいない。つまり、友だちのいないオタクと唯一友だち付き合いをしてやった自分に分け前をよこさないのはおかしい」なんてことを言ってるし、筋肉双子は「ワレワレ筋肉双子はココロの広いハーバード紳士だから、卑しいオタクも差別しないし、コンピューターに詳しいみたいだから家来にしてやってもいいよ」なんて言ってるので、実際はどうか知りませんが、映画を見るかぎりは、無自覚無礼でバカにしておいて、後になって被害者面をしている、という印象を受けました。でも、オタクも無意識か意識的にかわかりませんが、問題を先送りにして、さらに問題をややこしくしているので、やっかいな話だなあと思いました。それはそうと、集中しすぎて喉がカラカラになるくらいスピード感が凄かったし、ジャスティン・ティンバレークさんがかっこよかったし、恋人と手をつないで見たので幸せでした。