ハングオーバー


インターネットの友だちのミキコフと観ました。私はお酒が飲めません。お酒を飲んだら死にます。二十歳の頃、若気のいたりでウーロンハイをコップ一杯飲んだ時には、夏なのに寒くて震えが止まらなくなり、ゲボを吐いてぶっ倒れたため、せっかくのデートなのにセックスできませんでした。それ以来、お酒は悪魔の水だ、お酒を飲んだらセックスできない、と信じて生きてきました。しかし、先日のフェスの時に、嫌なことを何もかも忘れたくなったので、星野のウォッカをキャップ一杯飲ませてもらったところ、やはり一時的に体が動かなくはなりましたが、その後、モーレツな楽しみが押し寄せてきて、「ナンクルナイサー!(笑)」と叫びながら踊ったり、田中マルクス闘莉王のモノマネで「あつまれ〜!(笑)」と叫んだりして楽しかった。『ハングオーバー』は少しずつ謎がとけていくタイプのたいへん素晴らしい映画でした。ただ、映画館に集まった映画好きどもが、ほんの些細なことでもわざわざ声を出して笑うので気になりました。たぶん、町山さんが褒めている映画を理解できる優秀な自分をアピールするための笑い、といったところでしょうね、とミキコフが言ってました。