北国の帝王

汽車に無賃乗車しようとするおっさんと無賃乗車させまいとするおっさんの戦いを描いた映画でした。無賃乗車界のスターが英雄扱いされているのに対して、真面目に働いている駅員さんが悪者扱いされているので、真面目な私は「ひどい!」と思いましたが、権力からの抑圧を打ち破って自由を勝ち取るというようなお話なんだろうなと、自分の頭の中で処理することができるので大丈夫でした。また、無賃乗車おじさんが無賃乗車しただけなのに巨大な金槌で殴り殺されたり、生きたニワトリで子供をタコ殴りにしたり、乞食の集団が真面目に働いてる駅員さんを脅して犬の鳴き真似をさせてゲラゲラ笑ったりと、凄い場面が連発するので「すげえ!」と思いました。