かいじゅうたちのいるところ


私は外で元気に遊ぶことを好まず、部屋でで大人しく本を読んでいるのが好きな子供だったので、かいじゅうたちが重なり合い、泥団子をぶつけ合って遊んでいるのを見ると不安な気持ちになりましたし、かいじゅうたちの薄汚れた毛皮が不潔そうなので、できるだけ彼らの体には触りたくないと思いました。また、かいじゅうが我侭を言って暴れるたびに過去の辛い思い出が蘇ってきて「メンヘラメンヘラ…」と呟きながら膝を抱えて震えました。でも、キャラクターやお家はかわいいし、お話も説明しすぎないし、押し付けがましくもないので、とても好きです。